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ペットの健康コラム

犬にバナナをあげていい?肥満とアレルギーリスクには要注意

  • ペットのアレコレ
  • 2019/02/01

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バナナは栄養豊富な果物の定番で、スポーツ時の栄養補給などに多く利用されていますよね。

 

ワンちゃんにも同じように手軽に栄養補給できるのであれば、愛犬にもバナナをあげたいと考える飼い主さんも多いのではないでしょうか?

 

この記事ではバナナを愛犬に与える際のポイント・注意点について解説していきます。

バナナは犬にあげても大丈夫:栄養素と注意点

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愛犬にバナナを与えること自体は問題ありません。

 

とはいえ、当然ですが「犬にバナナを必ず与えないといけない」というほどの食材ではありません。

 

バナナの栄養素とあげる際の注意点について解説していきましょう。

 

バナナは良質なエネルギー源!バランスのよい栄養素

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バナナには、炭水化物やたんぱく質、マグネシウム、カリウム、ビタミンなど多くの栄養素がバランスよく含まれています。

 

デンプンやブドウ糖など様々な糖質も含まれており、持続性のあるエネルギーにかわりやすい食べ物と言えるでしょう。

 

カリウム

バナナに多く含まれているカリウムは、体内の余分な水分を輩出する働きがあり、むくみを解消を期待できます。

 

食物繊維

食物繊維も豊富で、腸内環境を整える効果があり便秘の解消につながります。

 

ただし食物繊維は犬にとって消化しづらく、多く取ればよいというものではないので適量を意識しましょう。

 

マグネシウム

マグネシウムは、カルシウムを吸収し、強い歯や骨を作ります。

 

ビタミンB6

ビタミンB6は、筋肉や血液が作られる際に働きます。

 

高カロリーで肥満のリスクあり!犬が食べてもよいバナナの量

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栄養豊富なバナナはエネルギー源となる糖質も多く含んでいるため、食べすぎには注意が必要です。

 

中くらいの大きさのバナナ1本あたり、約80~90キロカロリーとなっています。

 

1本そのまま与えてしまうとカロリーオーバーになってしまいますので、愛犬の体重を考慮して与えなくてはなりません。

 

4㎏までの小型犬の場合、摂取してもよいおやつのカロリーが65~70カロリーのため、バナナおよそ1/4~1/2本が目安となります。

 

対して10㎏の犬の場合は、110キロカロリー前後までオヤツで摂取するすることができるため、中程度の大きさのバナナであれば1本与えても問題ありません。

 

もちろん犬ごとの体質も考慮し、体重に対してのバナナの分量は参考程度の目安として考えるとよいでしょう。

 

バナナの与えすぎでの消化不良に要注意

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ワンちゃんは、食物繊維の消化が苦手なので、食べすぎは下痢や軟便を起こしてしまう恐れもあります。

 

また、ワンちゃんはバナナの甘味が大好きで催促することもあると思いますが、肥満の原因になりますので必ず量を守って与えてください。

 

バナナにはカリウムも豊富ですので、高カリウム血症やマグネシウムによるストラバイト結石のリスクもあります。

 

肥満や消化不良などのケアをするためにも、バナナの量を管理してあげることは大切です。

 

バナナアレルギーには要注意!気になる症状と対処法

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どの食べ物にも言えることですが、犬の体質によってはアレルギー症状が生じる可能性があります。

 

もし犬がバナナを食べたあとに、これからご紹介するような症状があった場合には注意してください。

 

バナナアレルギーには要注意!気をつけたい症状

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犬の体質によってはバナナを食べてから、下記のようなアレルギー反応が出てしまうことがあります。

 

主なアレルギーの症状

・下痢

・嘔吐

・皮膚炎(湿疹)

・掻きむしる

・目の充血

 

主に上記の症状が現れますが、アナフィラキシーショックや呼吸器系の症状が生じた場合は命に関わる危険な状態となります。

 

早めの対処が必要ですので、すぐに獣医師に処置をしてもらいましょう。

 

バナナを初めて与える場合は量を少なめにし、最低でも食後30分は様子をみてあげられるようにするのが確実です。

 

症状があった場合に備えて、すぐに対処できるようにしておきましょう。

 

対処方法:重症な場合は早めに病院へ

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アレルギーの症状は、軽度のものから、生命の危険に及ぶものまで幅広くあります。

 

重症なものは、10分~2時間以内には症状が出はじめる即時型で、アナフィラキシーや喘息発作・咽頭浮腫(ノドの奥の腫れ)などが挙げられます。

 

これらは、命の危険もあるので素早く獣医師に診てもらうようにしなければなりません。

 

皮膚炎などの症状の場合、症状が出るまで時間がかかります。

 

慌てる必要はありませんが、掻き壊してしまうと慢性的な皮膚炎となってしまうので、食餌療法に加えてスキンケアも意識して行いましょう。

 

アレルギーの原因(アレルゲン)の特定は困難だが対処可能

食物アレルギーは、どんな食材であっても過敏に反応する可能性はゼロではありません。

 

主にたんぱく質や炭水化物に反応が出やすいといわれています。

 

食物アレルギーのよるものなのか、アレルゲンが何であるのかを特定するのは困難です。

 

また、アレルゲンは1つとは限らないので1つ1つ試していかなければなりません。

 

食物アレルギーの対処法としては、アレルゲンを食餌から排除することです。

 

療法食のみを与え、症状の改善がみえたら、元の食事に戻して症状が出るかを確認します。

 

症状が出た場合、食物アレルギーであることが確認できます。

 

その後に、アレルゲンだと疑わしい食べ物を1つ1つ試し、原因の特定をしていきます。

 

あくまで「おやつ」として!バナナのあげ方のポイント

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愛犬にバナナを与えても問題ありませんが、積極的に与える必要はありません。

 

あくまでも補助的なオヤツとして与えることがよいでしょう。

 

しつけのごほうびなどの気分転換やおやつの選択肢として考えておくのがオススメです。

 

バナナの皮は必ずむいて小さくして与える

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バナナの皮は必ずむいてから与えましょう。

 

皮からも甘く美味しそうな匂いがするので、ワンちゃんがそのままかぶりついてしまったりすると、うまく噛み切れないまま丸のみにしてしまい、窒息してしまう恐れもあります。

 

皮には繊維質も多量に含まれており腸閉塞を起こしてしまう可能性もあるので、必ず剥いて与えてあげましょう。

 

皮を細かくするという手もありますが、農薬の心配もありますので与えないのが無難です。

 

バナナは細かく小さくして与える

バナナは人間の赤ちゃんでも歯茎でつぶせる柔らかさですが、水分も少なくうまく噛み切れなかったワンちゃんが丸飲みしてしまう恐れがあります。

 

喉に詰まるのを防ぐためにも、愛犬の口の大きさに合わせてバナナをカットしましょう。

 

また、口の大きさだけでなく、愛犬の年齢にも合わせてあげる必要があります。

 

シニア犬の場合、噛む力や飲み込む力が弱くなっている場合は、細かくカットするよりもバナナジュースとして与える方が、安全に与えられるでしょう。

 

スムージーのように、ドロッとした液体にしてトッピングとしてかけてあげることもできます。

 

バナナの食べ過ぎは太るリスクあり!おやつの量に抑えておく

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ワンちゃんは甘味が大好きですので、バナナは愛犬にとってうれしいご褒美です。

 

せっかくの愛犬が喜ぶご褒美ですが与えすぎてしまったことにより、肥満や病気になってしまっては愛犬に苦しい生活をおくらせてしまいかねません。

 

普段の食餌を主軸として、栄養バランスに偏りがないように管理をしっかりと行い、食べ過ぎのないようにしてあげましょう。

 

まとめ:バナナは適量を与えて日々のご褒美に

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バナナを愛犬へ与える際には、与え方や量をキチンと管理してあげなければなりません。

 

分量さえ守れば、バナナは愛犬の暮らしに楽しみをプラスします。

 

愛犬の健康は毎日の食餌管理の積み重ねですが、これからの愛犬との生活を楽しく過ごすためにも栄養のバランスをケアしていきましょう。

 

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