ペットの健康コラム
愛犬のためのマッサージの方法とは?ダイエットや肥満予防・体質改善に効果的
- ペットのお悩み相談
- 2021/06/16
愛犬にマッサージを行うことは、ダイエットだけでなく、さまざまな効果があります。
と簡単に言うものの、実際、どのようなマッサージをすればいいのでしょうか。
そこでこの記事では、ダイエットや肥満予防に効果的なマッサージと注意点を詳しくご紹介します。
〜目次〜
なぜマッサージが犬へのダイエットに効果的なのか?
犬へのマッサージは、ダイエットや肥満予防に効果的です。
マッサージすることで、滞っているリンパの流れが改善され、むくみが解消されます。むくみは、新たな脂肪を作る原因です。むくみを取り除くことで、脂肪の増加を抑えられます。
また、マッサージにより老廃物や疲労物質が濾過され、疲労回復にも繋がります。
さらには、ストレスが解消され犬の過食を解消可能。犬へのマッサージは、犬のダイエットだけでなく生活の改善に効果的です。
犬のダイエットに効果が期待できるマッサージ
どのようなマッサージをすれば、効果が期待できるのでしょうか。犬へのマッサージ方法を詳しく解説していきます。
①リンパマッサージ
1.鼠径部(ビキニライン)に手を当て、ゆっくりと外側から内側へスライドさせましょう。力は入れず、5~10回程優しくマッサージしてください。1回あたり、5秒程度かけて行いましょう。
2.背中側からおへそに向かって、両手をスライドさせましょう。優しく、5~10回程マッサージします。1回あたり、約5~10秒かけて行いましょう。
3.両手で顔を挟んで、自分の親の付け根から親指の先までを使って、頬から後頭部に向かって手をスライドさせます。後頭部まできたら、首に向かって流します。5~10回ほど、1回あたり10~20秒かけてゆっくりと流してあげましょう。
②ツボ押しマッサージ
肺兪(はいゆ)マッサージ:胃を膨らませることで、食べ過ぎを防ぐ効果があります。
犬の肩甲骨の中央あたりのツボです。
背骨の両側の2点をつまむように押します。
犬の様子を見ながら、痛がらない強さで押しましょう。いきなり強い力でつまむと、犬が嫌がりますので、少しずつ力を加えてください。
1回5~10秒を1日3回程度を目安に行いましょう。
ダイエットだけじゃない!犬をマッサージするメリットは?
犬をマッサージすることで、どのようなメリットが得られるのでしょうか?じつはダイエットだけではありません。
ダイエット効果が期待できる
マッサージにより血流やリンパの流れを促すことで、固くなった筋肉や脂肪がほぐせます。ほぐされた余分な脂肪は消費されやすい状態なので、ダイエット効果が期待できるでしょう。
ストレス解消
マッサージすることで、犬としっかりとコミュニケーションを取れます。
マッサージすることで、日頃の留守番やコミュニケーション不足による犬のストレスが解消。
ストレスからの過食やおやつの要求がおさまるだけでなく、いたずらや問題行動の解消にも繋がります。
体型の変化に気づける
犬を日頃からマッサージすることで、犬の体型の変化に気づけるようになります。
フードやご飯、おやつの与えすぎを防ぐことが可能です。
さらに犬の身体にしっかりと触れるため、腫瘍などの病気の早期発見に繋がります。
犬をマッサージする際の注意点
犬をマッサージするうえで、どのような注意点があるのでしょうか?
犬が嫌がるときはすぐに中止する
犬がマッサージを嫌がるときは、すぐに中止しましょう。
無理やりマッサージすると、飼い主が無理やり嫌なことをしてくると誤解します。信頼関係を壊す原因になるので、絶対に無理やり触れてはいけません。
また、怪我や病気で痛がっている可能性も考えられます。怪我を悪化させる恐れがあるので、無理にマッサージするのはやめましょう。まずはそっとマッサージする部分を撫でてみて、嫌がらないようであればマッサージを開始することをおすすめします。
犬の機嫌や体調が悪いときは避ける
犬の機嫌や体調が悪いときは、マッサージするのは避けましょう。
機嫌が悪いときにマッサージすると、マッサージ自体を嫌いになります。体調不良の時にマッサージをすると、体調が悪化する恐れも。
犬が元気でご機嫌に過ごしている時に、マッサージは行いましょう。
食事後の満腹時は避ける
犬が満腹状態の時に、マッサージしてはいけません。
食後のマッサージは、消化不良を起こす恐れがあります。嘔吐や食欲不振の繋がるので、食後にマッサージするのはやめましょう。
犬が自らマッサージを要求してくる場合は、力を入れずマッサージ部分をそっと撫でてください。食後2~3時間後を目安に、犬の様子を見ながら取り掛かるのをおすすめします。
愛犬へのマッサージでダイエットや体質改善を目指そう
ダイエットや体質改善に効果を期待できる愛犬へのマッサージ。
飼い主とコミュニケーションが取れるので、愛犬にとっても充実した時間になります。
愛犬の健康のためにも取り組んでみてはいかがでしょうか。