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【対談】柳生博氏x橋詰社長
【対談】柳生博氏x橋詰社長
2013年
柳生博さんはずっと「確かな未来は、懐かしい風景の中にある」と提唱されています。
それは、21世紀の記念にと書いていただいた色紙の「キーワードは里山です」というお言葉とも通じます。人間も動物も快適で幸せに生きるために…それは、『犬康食・ワン』が目指すこととも通じます。
柳生さんとわんわん倶楽部・橋詰社長が、“共存”の大切さについて語り合いました。
橋詰―柳生さんは「確かな未来は懐かしい風景の中にある」として、里山の大切さも唱えていらっしゃいますね。
柳生―田んぼがあり、小川があり、雑木林があって、集落がある、そんな里山は、まさに花鳥風月という日本古来の美しい自然の象徴でしょう。里山は長年、人間や動物、植物が命を繋いできた場所だからね。そんな懐かしいなぁと思える里山の風景には命の源が豊富にあると思うんだ。
橋詰―今では国際的にも「Satoyama」という言葉が認知されていますが、きっかけは柳生さん達だったそうですね。
柳生―9年間出演していたNHKのドキュメンタリー番組「生きもの地球紀行」で、どうしても日本の里山を取り上げたくて、琵琶湖畔で「里山」という番組を作ったんだよ。それがとてもいい出来で、イギリスの著名な動物学者であり科学番組のプロデューサーのデイビッド・アッテンボローさんが英語バージョンを作って下さって、それがきっかけとなって、日本の里山は「Satoyama」として国際的にも認知されるようになったんだ。
橋詰―里山の美しい景色を見て、癒されない日本人はいないでしょうね。
柳生―里山は自然の息吹に満ちているからね。命が命を癒す、それは愛犬や愛猫が飼い主を癒しているのと似ているね。
八ヶ岳倶楽部を作ったのも、森を再生し、生きものが住みやすい環境、懐かしい風景を取り戻したかったからなんだよ。ここに来るだけでみんなが気持ちいいと感じられる場所を作りたくてね。
橋詰―オープンされて22年、実際に多くの方が訪れ、皆さん笑顔になられていますよね。私や家族もここを訪れるたびに癒されています。
柳生―それは嬉しいね。それがここ数年でワンちゃん連れのお客さんが増えてね、みんなすぐに仲良くなって、またここで会う約束なんかするんだ。自然の中で飼い主さんが癒されるからか、ワンちゃんも落ち着いて、リラックスするみたいだよ。みんな機嫌が良くなるんだよね。
橋詰―人間だけが便利な社会を目指したから、里山や自然は壊れてしまったんですよね。全ての生きものが快適に共存できる環境が大事なのに…。
柳生―そうなんだよね。コウノトリが絶滅したのも、元を正せば、楽にたくさんお米が取れるようにと田んぼに農薬や化学肥料を大量に使ったからだし。
橋詰―人間の都合で動物たちが暮らしにくくなったという点では、ワンちゃんも寿命は伸びたけれど、生活習慣やストレス、環境などが原因で、人間と同じような病気も増えていますからね。
柳生―元気で長生きをしようと思ったら、いい環境を取り戻すと同時に、健康力も底上げする必要があるだろうね。そういう意味でも、愛犬・愛猫にとって『犬康食・ワン』の存在は大きいね。
橋詰―おかげさまで15年で7万頭のワンちゃんが愛飲してくれています。2代目、3代目と代々続けてくださっている飼い主様も増えてきました。『犬康食・ワン』がとてもよかったからと、次の子には早くからあげ始めてくださったり、お友達にご紹介くださったり…。そうやって全国にどんどん『ワン』の輪が広がっていることがとても嬉しいんです。
柳生―僕も『犬康食・ワン』の応援団長をさせてもらって、実際にご愛用の飼い主さんやワンちゃんとお会いしたけど、本当に皆さん満足していらっしゃるよね。毛ヅヤの良さにも驚いたなぁ。
橋詰―愛犬や愛猫が元気だと飼い主さんも幸せ、そんな笑顔の連鎖を作りたいんです。
柳生―それは僕も同じだね。森や林を生きものたちが心地良く住める環境にすることで、みんなで幸せになりたいな。
橋詰―柳生さんは「日本野鳥の会」や「コウノトリファンクラブ」でも、環境保護の活動をされていますものね。
柳生―世の中や環境のためだけじゃなく、とにかくやってて面白いんだよ。そして何より、そういう活動をしている人たちの応援をしたくてね。『犬康食・ワン』の応援団長をやらせてもらっているのも同じ。愛犬・愛猫たちの健康のために、真剣に取り組んでいる姿勢に共感できたし、それを応援したいと思ったからなんだ。人間とペットが元気で共存できる環境作りにも繋がってくるんじゃないかな。
橋詰―ありがとうございます。これからも、《健康環境》作りに尽力し続けようと思います。
柳生―健康長寿が一番!応援しているよ。