ペットの健康コラム
ワンちゃんが冬に気をつけたい病気
- 季節で気を付けたい病気
- 2016/02/16
冬は病気になりやすい季節です。
寒さに強いといわれる犬も、低温・乾燥・風邪対策を
しっかりしてあげましょう。
特に、幼犬・老犬・病中・病後の犬の健康管理は慎重に!
■乾燥対策も重要!
空気の乾燥が進むと呼吸器に負担がかかり、咳が出て、気管が炎症を起こしがちです。
暖房器具を使う部屋はかなり乾燥しているので、加湿器などで湿度40%~60%を保ちましょう。
また肉球のひび割れ・あかぎれになりやすいため、犬用のワックスやオイルで保湿しましょう。雪遊びの後にはしもやけになりやすいので、ドライヤーなどで温めてあげるといいですね。
■風邪以外の病気にも注意!
犬も寒くなると体力や免疫力が落ちます。特に抵抗力が弱い幼犬や老犬は要注意。パグやブルドックのような短吻種も冷たい空気が直に気管支や肺に入るため風邪をひきやすく、肺炎や気管支炎を招く危険もあります。
肺水腫や気管支炎、気管虚脱、心臓病なども咳が出るので、症状が長引く時は風邪と決めつけずに病院に行きましょう。ジステンバーやケンネルコフの危険が高まる季節ですので、ワクチン接種で予防しましょう。
■寒さ対策をしっかりと!
冬の散歩はなるべく太陽が出ている暖かい時間帯に行くようにし、防寒対策として洋服を着せてあげましょう。シャンプーは暖かい日に行い、完全に乾かしてあげます。屋外の犬舎は保温性のある敷物を敷き、寒風の吹き込みを防いであげましょう。
室内犬は、人間同様の快適な環境に慣れ、冬毛に生え変わらない子も増えているので暖房をうまく利用しましょう。ただし、ストーブでのヤケドやコード類をかじっての感電などの事故が多発しているので、換気や低温やけどと共に注意が必要です。
万全な対策とこまめな観察で元気に冬を乗り切りましょう。