青魚は犬に与えても問題ない食材です。日常的に与えても問題ありません。

しかし、愛犬に青魚をあげる際には注意が必要な点もあります。

そこで、この記事では愛犬に青魚をあげる正しい方法や、一日の摂取量目安などをお伝えします。

愛犬に青魚を与え始める前に読んでみてください。

犬に青魚を与えても大丈夫！一日の摂取量目安

愛犬に青魚を与えても問題ありませんが、摂取量は守る必要がありますので、ご紹介します。

そもそも青魚とは？

青魚とは、背が青いイワシ類・サバ類・サンマなどの食用魚のことです。

青魚の例は以下の通りです。

・さば

・あじ

・さんま

・いわし

・かつお

・にしん　など

犬に青魚を与えてもよい一日の目安量

犬に青魚を与えてもよい目安量は以下の通りです。

体重5kg：30g

体重10kg：50g

体重20kg：90g

犬に青魚をあげた時は、ドッグフードを通常の3/4の量にしましょう。愛犬に目安量以上の青魚を与えないようにしてください。

はじめて与えるときは少量から

犬に初めて青魚を与えるときは、ごく少量から与え始めるようにしましょう。

犬はどんな成分にアレルギーを持っているかは、食べてみるまではっきりとはわかりません。

最初から多量に与えてしまうと、アレルギーだった時の症状が重篤になってしまいます。

まずは少量を与えて、青魚を食べた後の愛犬の体に変化がないかどうかを見ましょう。

その結果、とくに異常がなければ、目安量程度の青魚を与え始めるようにしてください。

もし皮膚をかゆそうにしていたり、目が赤くなってしまったりなどの異常があった場合は、それ以上青魚をあげるのはストップしましょう。

犬に青魚を与えた時のメリットは？種類別に紹介

青魚のDHAやEPAには、愛犬の血液をサラサラにしてくれる効果があります。

またカルシウムも多く含んでいるので、愛犬の気持ちを落ち着かせることも期待できます。

その他にも青魚の種類によって、栄養価は異なりますので、詳しく解説していきましょう。

さば

さばは、脳のはたらきや疲労回復をサポートする成分が豊富に入っています。

栄養価が高く、シニア犬や疲れのたまった犬、食が細い犬におすすめです。

さんま

さんまは、青魚の中でも効率的にたんぱく質が取れるという面ではトップクラスの魚です。

脳のはたらきをサポートすることに期待できるので、てんかんが気になる犬におすすめできます。

いわし

いわしはカルシウムと、カルシウムの体への吸収を手助けしてくれるビタミンDが豊富に含まれています。

心を落ち着かせるような効果が期待できるので、愛犬がナイーブな時やイライラの予防におすすめです。

犬への正しい青魚のあげ方とは？注意点も紹介

愛犬に青魚を与える正しい方法とはどのようなものなのでしょうか？

注意点と一緒に詳しく解説していきましょう。

刺身用以外は生食しない

刺身用として販売されている青魚以外は生で与えないようにしてください。

刺身用以外の青魚は加熱する前提で加工しているものです。殺菌のためにも、青魚には火を通してから使用するようにしましょう。

1cm大にカットして使用する

青魚を与える際は、そのまま与えるのではなく、食べやすいように1cm大程度にカットしてからあげましょう。

細かく刻む必要はありませんので、食感が楽しめる程度の大きさで与えてください。

味付けをした魚は避ける

犬には魚に塩味などは必要ありません。犬にとって、人間の味付けは濃すぎます。内臓に負担を与えてしまうだけです。

犬は味で「おいしい」と感じることはなく、香りで「おいしい」と感じます。

そのため、犬に手づくりごはんを与えるときには、味付けを行わずに香りを引き立たせる調理を心がけるようにしましょう。

愛犬にあげるときにおすすめの青魚レシピ

愛犬に与えるときにおすすめの、青魚を使ったレシピをいくつかご紹介します。

ゆでてトッピング

ゆでてトッピングに使用するおすすめの青魚はさばです。塩が添加されていない、新鮮なさばを使ってください。

さっとゆでたら、愛犬が食べやすいように1cm角程度に切っていきます。

ゆで汁にも栄養が豊富に入っているので、ゆで汁ごとドッグフードにかけてしまうのもおすすめです。

スープにする

使用する青魚はいわしです。

新鮮ないわしを購入したら、ササッと手早く料理をするようにしましょう。

背骨やヒレなどの硬い部分を外せば、準備バッチリ。細かくカットしたトマトと一緒にササッとゆでて、そのままスープとして飲ませてあげてください。

シニア犬でうまく飲み込めない犬の場合は、小骨も刺抜きで抜いて、慎重に与えるようにしましょう。

青魚で愛犬の健康を維持しよう！

青魚には血液をサラサラにするような成分が入っており、脳の血流をサポートするはたらきがあります。

焼き魚に使用することがイメージされ、最初から塩が振っている青魚も多いのですが、味付けのない青魚をすすんで使用するようにしてください。

うまく青魚を活用し、愛犬の寿命を一年でも伸ばしてあげられるように頑張りましょう。