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ペットの健康コラム

見えないエキスにも要注意!犬がネギを食べた時の対処法と危険防止策

  • 2019/05/28

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「犬にネギを与えてはいけない」ことは当然として、目には見えないネギのエキスにも危険が潜んでいることを理解し、対策しなければなりません。

 

この記事ではネギを誤食したときの対処法と「ネギの危険」から愛犬を守る上での必須知識をご紹介します。

 

〜目次〜

 

犬がネギを食べると貧血になり命の危険も

 

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まずは犬がネギを食べてはいけない理由と、中毒症状を引き起こす成分についてご紹介します。

 

犬はネギを食べたらどうなる?

犬がネギを食べると、貧血の症状を起こしてしまう可能性があります。

 

溶結性貧血や血尿が出るなどの症状を起こし、最悪の場合は死に至る可能性もあるのです。

 

中毒症状を起こす「アリルプロピルジスルフィド」

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中毒症状の原因となる成分は「アリルプロピルジスルフィド」というものです。

 

ネギ科の植物には多く含まれており、長ネギ、ニンニク、ニラ、たまねぎなどにも含まれているので、これらの野菜は犬に与えてはいけません。

 

「アリルプロピルジスルフィド」は犬の赤血球を破壊する成分であり、多量に摂取してしまうと非常に危険なのです。

 

ネギと一緒に煮たスープもエキスがたっぷりなためNG

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ネギと一緒に煮込んだスープでも、ネギの成分がエキスとして溶けだしており中毒症状が起きる可能性は大いにあります。

 

そのため、直接ネギを犬が食べなくても、ネギの使った料理を分け与えてしまったりしたことで、中毒症状を起こしてしまうこともあるのです。

 

食べる料理を分け与えることがある飼い主さんは、できるだけ料理をわけ与えないようにしたほうが確実でしょう。

 

犬が中毒を起こしてしまうネギの量は?

 

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犬はネギをどれぐらい食べてしまった時に中毒症状を起こしてしまうのでしょうか。

 

中毒を起こすネギの目安量をご紹介します。

 

犬が中毒を起こしてしまうネギの目安量

犬はおよそ体重1kgあたり5〜10gのネギを食べると、中毒症状を起こすと言われています。

 

そこから計算すると、犬が中毒を起こしてしまうネギの量は以下の通りです。

 

体重5kg:25g~50g

体重10kg:50g~100g

体重15kg:75g~150g

 

これだけの量を食べてしまっているようであれば、症状が出ていなくても病院の診察を受けるようにしてください。

 

ネギ1束は100g程度ですが、火を通すとネギはしんなりするので、見た目よりも意外と多くの量を食べてしまっていることも考えられます。

 

料理で食べてしまった場合は、ネギのエキスが出ているので、ネギ以外からもネギの成分を摂取してしまっている可能性もあるのです。

 

なお、この数値はあくまで目安です。これよりも少ない量のネギしか食べていない場合でも、中毒症状を起こす可能性は十分にあるので油断しないようにしてください。

 

【緊急時】犬がネギを食べてしまった時の対処法

 

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犬がネギを誤食してしまったときはどうすればよいのでしょうか。

 

対処法を詳しく解説します。

 

ネギを食べた状況の確認

まずはネギをどれくらい食べてしまったのかを確認してください。

 

食べた状況を冷静に見て、何をどれぐらい食べたのかを獣医さんに説明できるようにしておきましょう。ネギを食べた量によって、治療が変わってくるからです。

 

また、このときに犬の口の中にまだネギが残っているようであれば、やさしく掻きだしてあげましょう。

 

症状が出ていない場合は様子を見る

食べた量が少量で、症状がとくに出ていない場合は様子を見ましょう。

 

インターネットの情報では自力で吐き出させる方法などが紹介されていることもありますが、素人が吐き出させる行為は非常に危険です。

 

自分で吐き出させたくなるほど不安な場合は、すぐに動物病院に連れて行ってあげてください。

 

ひどい場合はすぐ病院へ

犬が震えていたり、吐いたりと何か体に異変がある場合は症状が出てきている可能性がありますので、一刻も早く病院に連れて行ってあげてください。

 

誤食の量が多い場合は、電話で獣医さんに相談してみましょう。その時にいつ、何をどれぐらい食べてしまったのかを話し、指示を仰いでください。

 

中毒になってしまった時の症状

犬がネギを食べてしまったときに起こる症状は以下のようなものがあります。

 

・溶血性貧血

・血尿

・心拍数の増加

・呼吸困難

・衰弱

・粘膜が白くなる

・嘔吐

・下痢など

 

これらのような症状や犬の体に異変が見られる場合は、食べた量が少量でも病院に連れて行ってあげてください。

 

また、中毒症状が出るまで1日~数日かかることもありますので、食べたあと数日間は油断しないようにしましょう。

 

放置は厳禁!犬がネギを誤食しないための対策

 

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犬がネギを食べて中毒を起こしてしまう主な原因は、飼い主がネギを与えたことではなくて、誤食です。

 

そこで、ネギの誤食事故を起こさないための対策をいくつかご紹介します。

 

ネギを使った料理などを放置しない

ネギの実物はもちろんですが、ネギを使った料理を放置しないようにしましょう。

 

犬が室内にいる状態で、ネギをつかった料理が出っぱなしになっていると、犬がおいしい料理のにおいにつられて誤食してしまうことがあります。

 

食事が終わったら、犬に目をつけられないうちにはやめに片付けるようにしましょう。

 

人間の食べ物を与えない

愛犬に自分の食べ物をおすそ分けするくせがついている人は要注意です。

 

ネギを使った料理を食べている時に誤って与えてしまう可能性があります。

 

また「犬に人間の食べ物を与えてはいけない」という意識がないと、愛犬の健康管理への不十分なケースが多いです。

 

そもそも人間の食べ物は味が濃すぎるので、犬に与える食べ物としては適しません。犬に自分の食べ物を分けるのはやめましょう。

 

まとめ:ネギはほんの少しだけでも犬に与えない

 

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犬がネギを食べてしまった時の影響や対策についてお話してきました。

 

犬がネギを食べてしまうと、最悪の場合は命を落とす可能性もあり、非常に危険です。

 

大切な愛犬の命を守れるのは飼い主さんだけです。誤食事故を防ぐための対策を徹底しておきましょう。

 

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