ピーマンはビタミンCをはじめ栄養豊富で、健康によい緑黄色野菜としての定番ですよね。
とはいえ苦味が強く、好き嫌いの分かれる食材ですし、ワンちゃんに与えてもよいか迷うのも事実。
結論から言うと、ピーマンは犬が食べてもよい野菜なのですが、与えるときには注意しなければならない点がいくつかあるので、この記事で確認していきましょう。
犬にピーマンをあげても大丈夫!「体重別」一日の目安量
ピーマンは犬が食べても問題のない野菜ですが、一日食べてもよい量には限りがあります。
ピーマンを犬に与えてもよい一日の目安量
ピーマンを犬に与えてもよい目安となる量は以下の通りです。
体重5kg:30g
体重10kg:50g
体重15kg:90g
上記の目安量を超える量のピーマンを与えると、含まれている食物繊維を消化しきれずに下痢を起こしてしまう可能性があります。
必ず目安量を守って与えるようにしてくださいね。
はじめてピーマンを与えるときは少量から
犬がピーマンの成分へのアレルギーを持っているかは食べさせてみなければわかりません。
そのため、はじめてピーマンを与えるときは「小さじ1杯」など少量から与えて、様子を見るようにしましょう。
少量のピーマンを与えても愛犬の身体に異常が見られないことを確認してから、ピーマンの量をすこしずつ増やすようにしてください。
もし少量のピーマンを食べただけで、皮膚をかきむしったり、目が赤くなってしまったりするような場合は、アレルギー反応の可能性があります。
症状が続く場合や心配な場合は、動物病院へ早めに相談しましょう。
ピーマンは刻んで炒める!犬への正しい与え方
ピーマンは正しい与え方をしなければ、犬の体調に悪影響を与えることがあります。
そのままピーマンを与えるのではなく、ご紹介する下処理をしてから食べさせるのがオススメです。
ピーマンをみじん切りにする
犬は雑食の動物ですが、もともと肉を食べるのが得意な動物です。
植物の消化は苦手なので、野菜や果物を与えるときには小さく刻む必要があります。
ピーマンも例外ではなく、みじん切りに刻んで与えるのがおすすめです。
少量の油でピーマンを炒める
ピーマンは加熱することでやわらかくなり消化しやすくなるだけでなく、味も甘みが増します。
犬には刻んだピーマンを少量の油で炒めものにして与えるのがおすすめです。
ピーマンのヘタや種を取り除く
ピーマンを油いためする場合でも、ヘタや種は取り除いてください。
ヘタや種は消化に悪く、犬の内臓に負担を与えてしまいかねません。
炒めたピーマンをトッピングするのがオススメ
犬にピーマンを与えるときはドッグフードのトッピングにして与える方法がおすすめです。
犬にピーマンを与えるときは、ドッグフードのトッピングとして活用するのがおすすめです。
普段のドッグフードに油いためをした刻んだピーマンを加えることで、手軽に栄養価をアップさせることができます。
犬にピーマンを与える栄養メリットと注意点
犬にピーマンを与えることによる栄養のメリットはいくつかあります。
その一方で、注意しなければならない点も押さえておきましょう。
犬にピーマンを与える栄養メリット
・毛細血管の壁をサポートするビタミンP
・抗酸化作用のあるβカロチン
ピーマンには毛細血管の壁をサポートするビタミンPなどの栄養素が含まれているだけなく、抗酸化作用のあるβカロチンも含まれています。
シニア犬に食べさせてあげることで、健康維持に役立てられるでしょう。
犬にピーマンを与える際の注意点
・与えすぎに注意
・人間が食べる料理を与えない
ピーマンは犬にとって消化に良い食べ物ではないので、与えすぎには注意しましょう。
与えすぎると消化不良を起こして、下痢になってしまう可能性があります。
必ず一日の目安量を守り、与えすぎないようにしてください。
また、ピーマンを与えてもよいからと言って、人間が食べるよう味付けされた料理を愛犬にあげるのは避けてください。
味付けされた料理は犬にとって塩分が強すぎ、内臓に負担を与え、病気になってしまうおそれがあります。
まとめ:ピーマンを栄養サポートに使うと効果的
ピーマンは調理方法に気をつければ、手軽にワンちゃんのご飯のトッピングとして活用しつつ栄養補給ができます。
生ではなく加熱、チンジャオロースなどの料理に含まれるピーマンは与えないなど、注意点を押さえて少しずつ取り入れていきましょう。