ペットの健康コラム
犬にメロンをあげても平気?一日の目安量・正しい与え方と皮や種には要注意な理由
- ペットのアレコレ
- 2019/03/09
メロンを食べていると、愛犬がいかにもほしそうに眺めてくるので、思わずあげちゃう……という飼い主さんも多いのではないでしょうか。
メロンは犬に与えても良いフルーツなので、与えること自体は問題ありません。
ただし、与え方には注意しなければならない点がいくつかあります。
この記事では、愛犬にメロンを与える際の注意点やメリット、一日の目安量などをご紹介します。
〜目次〜
メロンは犬が食べてもOK!1日の目安量は?
メロンは犬に与えてもよいフルーツですが、一日に与えてもよい目安量があります。
犬にメロンを与える前に確認しておきましょう。
愛犬へ一日に与えてもよいメロンの目安量
愛犬に与えてもよい一日のメロンの量は以下の通りです。
・体重5kg:30g
・体重10kg:50g
・体重20kg:90g
これ以上のメロンを与えると、下痢を起こしたり、体調を崩す可能性があります。
必ず目安量を守って与えるようにしてください。
アレルギーのおそれがあるので最初は少量から
はじめて犬にメロンを与えるときは、一口だけにしておきましょう。
愛犬がどんなアレルギーを持っているかは、アレルギー検査をしない限りはわかりません。
最初はごく少量で様子を見て、大丈夫そうであれば目安量程度を与えるようにしてください。
もしメロンを食べて目が赤くなってしまったり、皮膚をかきむしったりするようなことがあれば、メロンを食べさせるのはやめましょう。
メロンをみじん切りに!犬への正しい与える
犬はメロンを食べられますが、消化をすることが苦手なので、飼い主が配慮する必要があります。
犬にメロンを与えるときに注意すべき点を見ていきましょう。
皮を取り除いた状態で与える
犬にメロンを与えるときは、必ず皮を取り除いて与えましょう。
犬がメロンを皮ごと食べてしまい、消化できずに体調を崩すおそれがあります。
メロンのわたや種も取り除く
皮だけでなく、メロンのわたや種も消化に悪いので取り除いてください。
必ずメロンの果肉だけを与えるようにしましょう。
果肉もなるべく細かく切る
メロンの果肉もなるべく細かく刻んで、犬が消化しやすいようにしてあげてください。
犬は肉食が中心の動物なので、野菜や果物を消化するのは苦手です。
子犬や老犬など、消化する力が弱い犬は果肉をつぶして与えてもよいでしょう。
人間用のメロンのお菓子などは与えない
メロンのケーキやゼリーなど、人間用につくられたメロンのお菓子などは与えないようにしてください。
人間用のスイーツは糖分が強すぎて、高カロリーであり、犬には大きな負担を与えてしまいます。
メロンのお菓子に限らず、人間用に味付けされた食べ物は与えないようにしましょう。
愛犬にメロンを与えるメリットや注意点は?
メロンを与えると、犬の体にはどのような影響があるのでしょうか。
ここからは、メロンを与えるメリットと注意すべき点について解説します。
愛犬にメロンを与えるメリット
愛犬にメロンを与えるメリットは以下の通りです。
・腸内環境を整えてくれる
・食欲がない時に食べてくれる
・水分補給ができる
メロンに含まれているペクチンのはたらきで、愛犬の腸内環境を整えることができます。
とくに食欲がなく、なかなかドッグフードを食べてくれないときは、ドッグフードの上に刻んだメロンを乗せると食いつきがよくなるのでおすすめです。
また、メロンの約90%は水分なので、愛犬の水分補給を促したいときにも活用できます。
愛犬にメロンを与えるときの注意点
愛犬にメロンを与える際に注意すべき点は以下の通りです。
・肥満の原因になるので与えすぎない
・細かく切らないと与えられない
・与えすぎると消化に悪い
メロンは糖分が多いので、愛犬に与えすぎると健康を損なうおそれがあります。
とくに犬は甘い食べ物が大好きなので、飼い主がしっかり管理してあげないと、食べ過ぎてしまうので注意しましょう。
また、犬は肉食が中心の動物なのでメロンをはじめとした野菜や果物の消化は苦手です。
大きく切って与えると消化できませんし、誤って丸呑みしてしまうおそれもあるので、必ず細かく切って与えてください。
愛犬がメロンを吐いてしまうこともある!その原因は?
愛犬がメロンを食べても吐き出してしまう場合があります。そのようなときはムリに食べさせないようにしましょう。
メロンを吐き出してしまう理由として、考えられるものをご紹介します。
メロンが口にしみた
メロンの成分「ククシミン」が犬の口の中でしみることがあります。
口に入れて、すぐに嫌がって吐き出した場合は、ククシミンの影響である可能性が高いのです。
犬によって個体差がありますが、わざわざ嫌がるものを与える必要はないので、今後は与えなくてよいでしょう。
目安量を大きく超える量のメロンを食べてしまった
メロンを体内で消化できずに吐き出してしまった可能性があります。
一度に与える量を減らして、様子を見るようにしてください。
愛犬がメロンにアレルギーがあった
メロンを嘔吐するだけではなく、皮膚や目に炎症を起こしている場合はアレルギーが疑われます。
すぐにメロンをやめさせて、症状がひどい場合は病院の診察を受けてください。
まとめ:メロンが好きな犬は食べすぎに注意
メロンは甘くておいしいので、大好きだという犬も多いと思います。
しかし、基本的に犬は果物の消化は苦手です。
飼い主によるしっかりとした食事管理が、食べ過ぎを防ぐために大切となります。
食事管理を万全に行い、メロンを少量のおやつ程度にとどめ、愛犬の健康のために上手に活用してくださいね。