ペットの健康コラム
ドッグフードの目安量
- ペットのアレコレ
- 2020/08/21
ドッグフードの目安量について詳しくご紹介いたします。
多くのドッグフード製品に目安量が設定されていますが適正な給与量は個体差があります。
まず、簡単に各製品に設定されている目安量の見方についてポイントをお伝えします。
①体重は「理想体重」
目安量の体重はそのワンちゃんの「現在体重」ではなく「理想体重」で考えます。
ずっと5kgだったワンちゃんが少し太ってしまって6kgになっている。
こんな時は5kgの目安量を見なければなりません。
②基本的に「避妊・去勢手術をしていない、よく運動する成犬のワンちゃん」が基準となっています
小型犬やシニア犬などで散歩にあまりいかない、運動量が少ないといったワンちゃんは目安量より少なめ(0.8~0.9倍程度)が適正な給与量であることが多いです。
また、オールステージドッグフードでは幼犬(生後12ヵ月ほどまで)のワンちゃんは成犬のワンちゃんの1.5~2倍量程度が目安量となります。
③あくまでも目安量
同じ体重のワンちゃんでも犬種によって筋肉量なども違い個体差が大きくでます。
体重・体型の状態や便の状態をしっかり観察してあげましょう。
簡易的な方法として一般的に便が柔らかい時は給与量が多い、便が固い時は給与量が少ないと言われています。
これはフードの切り替え時など別の要因での影響も考えられるため
下記にご紹介する体型の状態で適正な給与量か判断してあげることが望ましいと思います。
愛犬の肥満度チェック 犬のボディコンディションスコア(BCS)
BCS3が理想的な体型とされています。
「うちのコBCSが3じゃない!!」と神経質になりすぎる必要はありません。
少しづつ給与量を適宜調整して、1~2週間単位で体型を確認してあげましょう。
「ワンぱくっ!ごはん」幼犬・シニア犬の目安量
シニア犬のワンちゃんは目安量の0.8~0.9倍が適正な給与量となることが多いです。
何歳からシニア犬です!といった明確な基準は存在しません。
運動が減ってきた、散歩時間が短くなってきたなと感じたり以前と食べている量が変わらないのに
少し太ってきたと感じたら少しづつ量を減らしてあげましょう。
幼犬(生後~12ヵ月程度)のワンちゃんの目安量は月齢によって変わってきます。
~生後4ヵ月の場合は目安量の2倍前後が適正な給与量です。一度に大量のごはんを食べることはお腹の負担になります。
一日の食事回数を4~5回にするなど回数で調整してあげましょう。
生後4ヵ月~12ヵ月の場合は目安量の1.3~1.5倍程度が適正な給与量です。
体型や便を観察しながら適宜給与量を加減してあげてくださいね。