ペットの健康コラム
愛犬にしらすを与えるときは塩抜きして!一日の目安量と手づくりご飯レシピ
- ペットのアレコレ
- 2020/06/03
犬にとって、しらすは食べても問題のない食材です。
しかし、食べるときには注意すべきポイントがいくつかあります。
そこで、この記事ではどのような点に注意すればいいのか、また正しく与える方法について詳しく解説していきましょう。
〜目次〜
愛犬に与えてもよい一日のしらす目安量
まずは愛犬に与えてもよいしらすの量を把握しておきましょう。
一日に与えてもよいしらすの目安量
愛犬に与えてもよい、しらすの一日の目安量は以下の通りです。
体重5kg:10g
体重10kg:17g
体重20kg:30g
しらすを与える場合はドッグフードを通常の3/4量にしてください。
また、腎臓病でリン制限が必要な場合や、心臓・腎臓病で塩分制限が必要な場合はシラスの量を少なくするか、与えるのは避けましょう。
また、この目安量はちりめんじゃこでも同じです。ちりめんじゃこの場合も、この目安量で与えるようにしてください。
はじめて与えるときは少量から
愛犬がどんな成分にアレルギーを持っているかはわかりません。初めてしらすを与えるときはまず少量から与え始めるようにしましょう。
もし少量を与えた状態で皮膚をかゆそうにしたり、目を赤くするなどの異常が見られた場合はすぐに与えるのをやめるようにしましょう。
少量を与えても異常がない場合は、徐々に量を増やし、一日の目安量程度を与え始めるようにしてください。
愛犬には塩抜きをして!しらすの正しい与え方
愛犬にしらすを与える正しい方法について、詳しくご紹介しましょう。
塩抜きをして与える
犬は味でおいしさを感じることはありません。しらすに含まれている塩分も、犬にとっては必要なものではなく、内臓に負担を与えるリスクの方が大きいのです。
しらすにも塩分が含まれていますので、愛犬に与える場合は湯通しして、塩抜きするようにしましょう。
人間用のしらすの加工食品は避ける
人間用に味付けされたしらすの加工食品は、塩分が濃すぎるので愛犬には与えないようにしましょう。
人間用の味付けは犬には濃すぎてしまい、消化する際に内臓へ負担を与えてしまいます。
愛犬に与える際は味付けのないしらすを使用してください。
香りを引き立たせる調理を心がける
犬は香りでおいしさを感じます。そのため、味ではなく香りに着目した調理を心がけるようにしましょう。
湯気を立てることによって、そのまま与えるよりも香りがたちます。うまく工夫して、愛犬の食欲を促してください。
愛犬にしらすを与えるメリットと注意点
愛犬にしらすを与えるとどのようなメリットがあるのでしょうか?また、混同されがちなしらすとちりめんじゃこの違いについても確認しておきましょう。
しらすとちりめんじゃこの違いとは?
稚魚をゆでて軽く干したものがしらすであり、しらすをさらに乾燥させたものがちりめんじゃこです。両方とも犬に与えて構いません。
栄養価的には大きな差はありませんが、ちりめんじゃこの方がビタミンDが多いという特徴があります。
しらすを愛犬に与えるメリット
しらすを愛犬に与えるメリットは以下の通りです。
・骨の応援になる
・食が細い犬に役立つ
・毛ヅヤのサポート
・関節を助ける
しらすは魚1匹骨ごとまるごと食べられるので、カルシウム源としてとても優秀な食材です。
しらすにはカルシウムだけでなく。カルシウムの吸収を良くするビタミンDも多く含まれているので、骨の応援にはまさにぴったりと言えるでしょう。
そのほか、食が細い犬の栄養補給や、毛ヅヤをよくしたり、関節の機能をサポートする効果が期待できます。
愛犬にしらすを与えるときの注意点
愛犬にしらすを与えるときの注意点は以下の通りです。
・塩抜きをする
・人間用の加工食品を与えない
・与えすぎない
しらすは1日の目安量が少ないので、与えすぎには注意しましょう。袋を開けっ放しにして置いてしまったりして、誤食を誘発しないようにも気をつけてください。
また、与える前には湯通しして塩抜きし、余分な塩分を与えないようにすることも大切なので、忘れないようにしましょう。
愛犬にしらすを与えるときのおすすめレシピ
愛犬にしらすを与えるときに使えるおすすめのレシピをご紹介します。ぜひ試してみてください。
のりスープといっしょにトッピング
まずはしらすを湯通しして塩抜きをします。
塩抜きしたしらすをドッグフードにトッピングし、その後、のりの中にお湯を入れてつくったのりスープをかけてあげましょう。
香りが良くなり食欲を促進するのはもちろん、栄養価が高いおすすめメニューです。
しらすせんべい
しらすを湯通しして塩抜きした後、ご飯を入れ、ご飯を潰しながら混ぜ合わせます。
粘り気が出たら丸めて、ラップの上に並べていき、上からさらにラップをかけて潰して薄くしましょう。
薄くした生地をフライパンでこんがり焼けば完成です。フライパンで焼くときは油をひかないようにしてください。
しらすは愛犬にとって優秀なカルシウム源
しらすを愛犬に与えるときにどうすればよいか、詳しく解説してきました。
しらすは人間だけでなく、愛犬にとっても優秀なカルシウム源でなのです。ぜひ効果的に活用し、愛犬の健康に役立ててくださいね。