ペットの健康コラム
愛犬に与えてよい夏野菜4選!与えてはいけない夏野菜や注意点も解説
- ペットのアレコレ
- 2020/09/01
旬の野菜は栄養価が高いので、愛犬にあげたいという飼い主の方も多いかと思います。
気温と湿度が高い夏はバテやすい犬も多く、夏バテ対策が必要です。そんな愛犬の味方になってくれるのが、夏野菜です。
夏野菜には夏を健康的に乗り切るために必要な栄養素が多く含まれています。しかし、夏野菜の中には愛犬に与えてよい野菜と、与えてはいけない野菜があるのです。
そこでこの記事ではどんな夏野菜が愛犬におすすめなのか、また、愛犬に与えてはいけない夏野菜はどんなものなのかをご紹介します。
〜目次〜
犬におすすめの夏野菜①トマト
トマトには、血液をサラサラにする効果や、活性酸素のはたらきを抑える効果があります。オイルとの相性が良く、炒めることで成分がさらに吸収しやすくなります。
こんな愛犬におすすめ
トマトがおすすめなのは、このような特徴を持っているワンちゃんです。
・白内障が気になっている
・シニア犬
・免疫力の低下が心配
愛犬への与え方
そのまま与えるのではなく、刻んで与えるようにしてください。
生食でも加熱でも大丈夫ですが、油を使って炒めた方が成分の吸収力は向上します。
また、与える際はヘタを取り除くようにしてください。
愛犬に与えてもよい一日の目安量
トマトを愛犬に与えてもよい量は以下の通りです。
体重5kg:30g
体重10kg:50g
体重20kg:90g
愛犬にトマトを与えるときは、これ以上の量は与えないように注意してください。
犬におすすめの夏野菜②きゅうり
きゅうりは95%が水分でできているため、水分補給にもぴったりです。愛犬が水分をなかなかとろうとしてくれないときに、便利に活用することができます。
尿として毒素を排出するデトックス効果もあります。
こんな愛犬におすすめ
きゅうりを食べるのがおすすめなのは、こんな特徴を持っているワンちゃんです。
・涙やけ・耳の汚れがある
・腎臓が気になる
・尿が濃い、もしくは少ない
愛犬への与え方
きゅうりを与えるときは、加熱しても生食でもどちらでも大丈夫です。
ただ、与えるときは刻むのではなくすり下ろして与えるようにしてください。そのまま与えると、消化がしにくくお腹を壊す可能性があります。
愛犬に与えてもよい一日の目安量
きゅうりを愛犬に与えてもよい量は以下の通りです。
体重5kg:30g
体重10kg:50g
体重20kg:90g
愛犬にきゅうりを与えるときは、これ以上の量は与えないようにしましょう。
犬におすすめの夏野菜③ピーマン
ピーマンには血液サラサラ成分が多く入っており、血管を強くしてくれます。
体を冷やす効果もあり、体に熱がこもっているときや、気温の高い日におすすめできる栄養成分豊富な夏野菜です。
こんな愛犬におすすめ
ピーマンを食べるのがおすすめなのは、こんな特徴を持っているワンちゃんです。
・尿が濃い、少ない
・涙やけや耳の汚れがある
・血管のめぐりが気になる
愛犬への与え方
ピーマンを与えるときは、生食はNGです。必ず加熱して与えるようにしましょう。
小さく刻んで、油を使って炒める方法がおすすめです。
愛犬に与えてもよい一日の目安量
ピーマンを愛犬に与えてもよい量は以下の通りです。
体重5kg:30g
体重10kg:50g
体重20kg:90g
愛犬にピーマンを与えるときは、これ以上の量は与えないように注意してください。
犬におすすめの夏野菜④おくら
おくらは愛犬の胃腸の働きを強化してくれるほか、滋養強壮の効果もあり、夏バテ予防やケアに役立ちます。
こんな愛犬におすすめ
おくらを食べるのがおすすめなのは、以下のような特徴を持っているワンちゃんです。
・心臓が気になる
・肝臓が気になる
・疲れやすい
愛犬への与え方
おくらを与えるときは種ごと刻んで、みじん切りにして与えてください。
加熱でも生食でも大丈夫です。加熱するときは手早くしましょう。
愛犬に与えてもよい一日の目安量
おくらを愛犬に与えてもよい量は以下の通りです。
体重5kg:30g
体重10kg:50g
体重20kg:90g
犬に与えてはいけない夏野菜はあるの?
愛犬におすすめの夏野菜をご紹介してきましたが、与えてはいけない夏野菜も存在します。これから挙げる夏野菜を愛犬に与えるのは避けましょう。
にら
玉ねぎ中毒を起こす成分と同じ成分が入っているので、与えないようにしましょう。ごく少量の誤食程度であれば問題はありません。
みょうが
こちらも玉ねぎ中毒を起こす成分と同じ成分が含まれている野菜なので、与えるのはやめましょう。こちらもごく少量の誤食程度であれば問題ありません。
なす
中毒症状の心配はありませんが、犬には消化が難しい食物繊維が多く入っています。少量であれば問題ありませんが多量に与えると下痢などの原因になるかもしれません。
夏野菜を活用して愛犬を健康に!
夏野菜はそれぞれの特性や与え方を知り、上手に使いこなすことで愛犬を健康に導くことができます。
夏バテの防止に役立つこともあるので、正しい知識を持って、手作りごはんに取り入れてみましょう。
与えるときは一日の目安量を守り、与えすぎには注意してくださいね。